■核医学検査 |
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| このコーナーは、身近に起こりうる病気、健康になるためにはどうしたらよいかなどを、外科・内科の分野から、医師が分かりやすく年4回に分けて皆様にお届け致します。 |
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核医学検査ってなに?
核医学検査とはレントゲン撮影で用いられるX線のなかまであるガンマ線を放出する放射線同位元素(以下、R1)を用いた検査です。
体の特定の臓器や病気の場所に集まりやすい性質をもった物質にR1をくっつけたもの(以下、放射性医薬品)を注射し、からだの外から専用のカメラでカンマ線の分布を測定することで、病気や臓器の状態の診断を行います。
安全なの?
放射性医薬品の放射能は微量で、時間と共に少なくなる性質をもっています。
また一部は体内で代謝されて体外へ排出されるため安全です。
副作用の発現はごくまれで、あったとしても、その大部分が軽度のものです。
※放射性医薬品副作用事例調査報告 第23報
また、患者様の受ける放射線の量は通常のX線検査と比べても、決して高いものではありません。
何が分かるの?
代表的な核医学検査として、心臓核医学検査と脳核医学検査があります。
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■心臓核医学検査とは?
心臓核医学検査では心臓の筋肉の血液の流れを測定することが出来ます。
この検査は、心臓の筋肉に栄養や酸素を運ぶ役目をしている血管に異常のある病気(以下冠動脈疾患)の危険性の高い方から、治療が必要な患者様を見つけ出すのに有用といわれています。
これらの病気は早期発見と治療が大切で、適切な治療でより質の高い生活を送ることが可能となります。
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■冠動脈疾患の危険性の高い病気は?
生活習慣病があげられます。
糖尿病、動脈硬化、血圧症、肥満、喫煙などによって、血管の壁が厚くなって、血管が劣化したり、狭くなることによって、「狭心症」や「心筋梗塞」など重症な心臓疾患を患ってしまいます。

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■脳核医学検査とは?
脳核医学検査では脳の血液の流れを測定することができます。
この検査は、CTやMRより早期に異常が検出でき、早期の痴呆や脳梗塞の発見に有用とされています。特に痴呆治療薬の登場で痴呆の早期診断の必要性が増しています。
■痴呆とは?
痴呆にはアルツハイマー病や脳血管性痴呆など様々なタイプがあります。
アルツハイマー病は痴呆の半分を占め、さらに増加する傾向にあります。加齢による物忘れ、軽度な認知障害とアルツハイマー病を早期に鑑別することは、治療方針を決める上で重要です。
最近、この病気の症状の進行を遅らせる薬が開発されました。特に早期の患者様に効き目が高いことがわかっています。脳核医学検査は、その早期診断に有用とされています。
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■検査は簡単で安全
核医学検査は、簡単で安全な検査です。注射以外は痛み、苦痛はありません。その後、カメラの下でしばらくの間、安静にしていただきます(検査の種類や結果により、運動や追加のお薬の服用及び2度の撮像をお願いすることがあります)。
■検査の手順
@薬剤を注入します。その後、お薬がお体の中で行き届くまで少しお待ちいただきます。
Aカメラの下で安静にします。カメラが体内のガンマ線を測定します。(20〜40分)
B検査結果の説明を受けます
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■骨シンチグラフィ
骨の組織に集まる性質をもつ放射性薬品を注射し、それからでる放射線の様子を写真とって、がんの骨転移、外傷等による微少骨折など、X線検査ではわかりにくい様々な骨の状態を詳しく調べることができる検査です。
骨移転の治療前後で治療の効果をみたり、疲労骨折や骨粗しょう症による骨折を早期に発見したりするのに用いられています。
(写真は乳がんの骨移転) |
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■ガリウムシンチグラフィ
腫瘍や炎症に集まる性質をもつ放射性医薬品を注入し、それからでる放射線のようすを写真にとって、腫瘍・炎症の場所を調べることができる検査です。
また、原因の とくていできない 発熱の原因を調べるためにおこなわれることもあります。
(写真は悪性リンパ腫) |
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■検査の受け方 @おくすりを注射します。その後、おくすりが全身にいきわたるまでお待ちいただきます。
(ホネシンチグラフィは2〜3時間後、ガリウムシンチグラフィは2〜3日後の撮影となります)
A検査結果の制度を向上させるために、撮影の前に骨シンチグラフィの場合は排尿をお済ませください。ガリウムシンチグラフィの場合は下剤の服用等をお願いする場合があります。
B専用のカメラの下で安静にします。カメラが体内のガンマ線を測定します。(約30分)
C検査結果の説明を受けます(後日、担当医から)
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■心筋シンチグラフィ 心臓は冠動脈とよばれる血管で栄養されてうごいています。冠動脈が細くなると心臓に必要な酸素やエネルギーが不足し、運動などにより胸がいたくなったり、息切れを感じたりします。(いわゆる狭心症発作です。)
狭心症に対して適切な治療をしないで放置すると、発作が頻繁に起こったり、心筋梗塞に進行する危険があります。心筋シンチグラフィでは、運動時と安静時の心臓を栄養する血流の状態がわかります。
狭心症や心筋梗塞の有無だけでなく、その程度や広がりを評価することが可能です。
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心筋シンチグラフィにより、早い時期に冠動脈の異常を発見し、適切な治療をうけましょう。
撮影は(運動時)と(安静時)の2回行います。
検査当日は運動しやすい服装を心がけましょう。 |
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